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血小板減少(低下)症・白血病

血小板減少症・白血病

血小板減少(低下)症とは?

犬の血小板減少症とは血小板が急激に減少して、体のあちこちで出血または内出血しやすくなる病気です。
感染症等の病気によるものと自己免疫によるものがあり、自己免疫の場合は治癒が難しいといわれています。

血小板減少(低下)症の原因は?

白血病、感染症、自己免疫による血小板の減少が主な原因といわれています。

血小板減少(低下)症は、どんな症状なの?

消化器系への出血のために大便はタール状で黒色になり、尿にも出血が認められたりします。鼻血が出る犬もいて、目や鼻の粘膜に内出血ができる、血を吐く、血便、血尿、貧血などが起こります。
免疫介在性血小板減少症は、感染後に起こったり、特定の薬剤に対する免疫反応として起こることもあります。
予期しないときに、比較的毛の少ない部位に紫斑があらわれるのが最初の症状かもしれません。

白血病とは?

白血病は血液の癌と言われていて、正確には血液を構成する血球の癌です。
19世紀後半に病理学者がこの病気を初めて見つけました。
この時代には治療法もなく白血病細胞がどんどん増え続けて血液が白くなったために、白い血の病気すなわち白血病と命名されました。

白血病の原因は?

白血病の原因は血液細胞の遺伝子レベルの異常と考えられています。
ある種の犬の先天性の免疫不全症や、染色体(遺伝子)異常を伴う先天性疾患でも白血病が発生しやすいといわれています。
また、放射線・抗がん剤なども白血病を引きおこす可能性があるとも言われています。

白血病は、どんな症状なの?

犬の白血病は種類によって症状は異なりますが、正常な白血球が減少するために、犬は細菌やウイルスに対する抵抗力がなくなり、発熱や肺炎などの感染の症状が見られたり、嘔吐・食欲不振・関節痛・各臓器の肥大・貧血・息切れ・元気がなくなる等様々な症状が起こります。

では、血小板減少(低下)症・白血病・自己免疫疾患を防ぐには?

正常な細胞は常に分裂を繰り返し、それと同時に遺伝子も分裂し、もとの遺伝子と同じ遺伝子が作られます。
しかし何らかの原因で、遺伝子が正しく増殖できずに傷つく場合があります。
傷のついた遺伝子が繰り返し増殖すると、その傷は元に戻らなくなり、この元に戻らなくなった遺伝子を持つ細胞ががん細胞です。
傷のついた遺伝子は本来の働きができにくくなり、いろいろな異常を引きおこすので、遺伝子の修復をサポートする食品や、活性酸素を除去する抗酸化力の強い食品を食べる事が重要です。

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