膀胱炎・結石

犬の膀胱炎・尿路結石
おしっこの変化に気づいたら、まず知っておきたいこと

何度もトイレへ行く。

おしっこの姿勢を取るのに、 少ししか出ない。

尿に血が混じっている。

排尿するときに 痛そうに見える。

今まで失敗しなかった場所で おしっこをしてしまった。

こうした変化を見ると、 「膀胱炎かな?」 「結石かな?」 と心配になると思います。

ただし、 おしっこの症状だけを見て ご家庭で原因を判断することはできません。

大切なのは、
「膀胱炎か結石か」を家庭で当てることではなく、 今どんな排尿が起きているかを見ること

回数。

量。

色。

排尿姿勢。

痛そうではないか。

そして、 尿がきちんと出ているか。

最初に。
「尿が出ない」は様子を見ないでください

何度も排尿姿勢を取るのに、 尿がほとんど出ない。

または、 まったく出ない。

こうした場合には、 尿の通り道が 塞がっている可能性があります。

尿道が完全に閉塞すると、 身体の外へ尿を排出できなくなり、 命に関わる状態になることがあります。

何度も排尿しようとしているのに
「尿が出ていない・ほとんど出ない」場合は、 すぐ動物病院へ連絡してください

特に、 元気がない、 嘔吐する、 強く痛がる、 お腹が張っているように見えるなどの変化がある場合には、 緊急性が高い可能性があります。

「うんちが出ないのかな?」
排尿姿勢を便秘と間違うこともあります

犬が何度もしゃがんだり、 力んだりしていると、 便秘のように見える場合があります。

しかし実際には、 尿を出そうとしていることがあります。

「何を出そうとしているのか」を
一度確認してみましょう

尿なのか。

便なのか。

何か出ているのか。

何度繰り返しているのか。

そもそも「膀胱炎」とは?

膀胱炎とは、 膀胱に炎症が起きている状態を指します。

犬では、 細菌感染が関係する膀胱炎があります。

一方で、 おしっこの症状があるからといって、 必ず細菌感染とは限りません。

尿路結石など、 別の原因が関係している場合もあります。

「膀胱炎」という言葉だけでは、
原因までは分かりません

何が膀胱を刺激しているのか、 感染があるのかなどを 検査で確認していきます。

「尿路結石」は、
膀胱だけにできるとは限りません

尿がつくられ、 身体の外へ出るまでの通り道を 尿路といいます。

腎臓。

尿管。

膀胱。

尿道。

尿路結石は、 こうした尿路の中に 結石が形成される病気です。

結石がどこにあるのかによって、 起こる問題や治療方法が 異なる場合があります。

尿に「結晶」があることと、
「結石」があることは同じ?

尿検査で 「結晶があります」 と説明を受けることがあります。

しかし、 尿中に結晶が確認されたことと、 膀胱などに結石が存在することは 同じ意味ではありません。

結晶の情報は、 尿の状態を考える手がかりの一つですが、 それだけで結石の存在や種類を 確定できるとは限りません。

「結晶が出た=結石がある」
と家庭で決めつけないことが大切です

膀胱炎や尿路結石では、
どんな変化がみられる?

原因や場所によって異なりますが、 下部尿路に問題がある場合には 次のような変化がみられることがあります。

  • 排尿回数が増えた
  • 一回に出る尿量が少なくなった
  • 何度も排尿姿勢を取る
  • 排尿に時間がかかる
  • 排尿するときに痛そうに見える
  • 尿に血が混じる
  • いつもと違う場所で排尿する
  • 陰部を気にして舐める
  • 尿の出方や勢いが変わった
同じ症状でも、
原因が同じとは限りません

だからこそ、 尿検査などで 原因を整理していきます。

血尿が出た。
「結石で傷ついた」と決めつけない

尿が赤い。

ピンク色に見える。

血が混じっているように見える。

こうした変化があると、 結石を心配すると思います。

しかし、 血尿は結石だけで起こるものではありません。

膀胱や尿路の炎症など、 ほかの原因でもみられることがあります。

血尿は「原因」ではなく、
身体から出ている大切なサインです。

色だけで原因を判断せず、 いつから、 どのような排尿の変化と一緒に起きているのかも 確認しましょう。

尿の色・濁り・におい。
「いつもと違う」も大切な情報です

ご家庭では、 尿の色だけでなく、 濁りやにおいの変化に 気づくこともあると思います。

ただし、 見た目やにおいだけで 膀胱炎や結石の有無、 結石の種類などを 判断することはできません。

水分摂取量や尿の濃さなどによっても、 尿の見え方は変わることがあります。

「何色だったか」だけでなく、
排尿の仕方と一緒に見ておきましょう

「おしっこの回数が増えた」とき、
1回の量も見てみましょう

排尿回数が増えた場合でも、 状況は一つではありません。

何度も排尿姿勢をとるけれど、 毎回ほんの少ししか出ない。

それとも、 1回の尿量もしっかりあり、 一日の尿量そのものが 増えているように見える。

この違いは、 獣医師が原因を考えるうえで 大切な情報になります。

「回数」だけでなく、
「1回にどのくらい出ているか」も確認

おしっこが増えたら、
水を飲む量にも変化がないか確認

尿の量が増えているように感じる場合には、 飲水量にも変化がないか 見ておきましょう。

「最近よく水を飲む」

「水入れが以前より早く空になる」

そんな変化がある場合には、 膀胱や結石だけではなく、 全身の状態も含めて 確認が必要になることがあります。

尿の変化を見るときは、
「飲む」と「出す」を一緒に見ます

排尿するときの姿勢も、
見逃したくないサインです

排尿時に違和感や痛みがある犬では、 いつもと違う様子がみられることがあります。

  • 何度も排尿姿勢をとる
  • 長い時間、排尿姿勢のままでいる
  • 力んでいるように見える
  • 排尿中に落ち着かない
  • 排尿したあとも何度も姿勢をとる
  • 陰部を気にして舐める
  • 排尿を嫌がるように見える

こうした変化がある場合には、 実際に尿がどの程度出ているのかも 確認してください。

急にトイレを失敗するようになった。
「しつけ」の問題とは限りません

今まで問題なく排尿できていた犬が、 急に室内で失敗するようになることがあります。

尿意を我慢しにくい。

排尿回数が増えている。

排尿時に違和感がある。

あるいは、 泌尿器以外の身体の問題が 関係している場合もあります。

急なトイレの失敗を、
すぐ「わがまま」や「しつけ」のせいにしない

これまでと違う変化なら、 身体からのサインとしても考えてみましょう。

動物病院へ行く前に、
ご家庭で確認しておくと役立つこと

尿の変化は、 診察室では再現されないことがあります。

可能な範囲で、 次のような情報を 残しておきましょう。

  • いつから変化が始まったか
  • 1日の排尿回数
  • 1回の尿量は多いか少ないか
  • 尿の色に変化があるか
  • 濁りやにおいの変化があるか
  • 排尿時に力んでいないか
  • 排尿姿勢を何度もとっていないか
  • 水を飲む量に変化がないか
  • 食欲や元気に変化がないか
  • 嘔吐などほかの症状がないか
正確な量が分からなくても、
「以前と比べてどう変わったか」が大切です

可能なら、
写真や動画も診察の参考になります

血尿や尿の色が気になった場合には、 写真を残しておくと 診察時に説明しやすくなることがあります。

また、 何度も排尿姿勢をとるなど、 気になる行動がある場合には、 安全に撮影できる範囲で 動画を残す方法もあります。

ただし、撮影を優先して
受診を遅らせないでください

最も注意したいこと。
「排尿姿勢をとるのに、尿が出ない」

何度も排尿姿勢をとっているのに、 尿がほとんど出ていない。

または、 まったく尿が出ていない。

こうした場合には、 尿道が塞がっている可能性なども考えられます。

尿路の閉塞は、 放置すると全身状態へ 深刻な影響を及ぼす可能性があります。

何度も排尿姿勢をとるのに
尿が出ない・ほとんど出ない場合は、
様子を見続けず動物病院へ連絡してください

特に、 元気がない、 嘔吐している、 苦しそう、 お腹を痛がるように見えるなどの変化がある場合には、 緊急性が高い可能性があります。

「少しだけ出たから大丈夫」
と判断しないことも大切です

尿が少量出ていても、 何度も排尿姿勢をとり、 十分に排尿できていないように見える場合があります。

ご家庭だけで 「完全には詰まっていないから大丈夫」 と判断することはできません。

「出たか・出なかったか」だけでなく、
いつものように排尿できているかを見ましょう

おしっこの変化に気づいたら、
まずここまで覚えておきましょう

  • 膀胱炎は膀胱に炎症が起きている状態を指す
  • 結石と膀胱炎は同じものではない
  • 血尿があっても原因を結石だけに決めつけない
  • 尿の色やにおいだけで病気を判断しない
  • 排尿回数と1回の尿量を一緒に見る
  • 尿量が増えた場合は飲水量の変化にも注目する
  • 排尿姿勢や力み方も観察する
  • 急なトイレの失敗をしつけの問題だけにしない
  • 家庭では「いつもとの違い」を記録する
  • 写真や動画が診察の参考になることがある
  • 撮影のために受診を遅らせない
  • 尿が出ない・ほとんど出ない場合は様子を見続けない
おしっこは、
毎日ご家庭で確認できる大切な健康情報です

回数。

量。

色。

排尿するときの様子。

水を飲む量。

そして、 元気や食欲。

それらを一緒に見ることで、 診察時に伝えられる情報が より具体的になります。

おしっこの異常があったら、
動物病院では何を調べる?

血尿。

頻尿。

排尿するときの違和感。

尿の濁り。

こうした変化があっても、 症状だけから原因を 一つに決めることはできません。

動物病院では、 症状の経過や身体の状態を確認し、 必要に応じて尿検査や画像検査などを 組み合わせて原因を考えていきます。

「膀胱炎らしい」「結石らしい」ではなく、
何が起きているのかを一つずつ確認します

検査の前に、
ご家庭での様子を伝えます

診察では、 飼い主様が見てきた変化も 大切な情報になります。

  • いつから症状が始まったか
  • 排尿回数は増えたか
  • 1回の尿量は多いか少ないか
  • 血尿がみられたか
  • 排尿時に力んでいるか
  • 尿が出にくそうではないか
  • 飲水量に変化があるか
  • 食欲や元気に変化があるか
  • 過去にも同じ症状があったか
  • 現在使用している薬やサプリメントがあるか

過去に尿石症や尿路感染症などを 指摘されたことがある場合には、 それも伝えておきましょう。

尿検査は、
おしっこの中にある情報を確認する検査

尿検査では、 尿の状態について さまざまな情報を確認できます。

検査内容は状況によって異なりますが、 尿の濃さ、 pH、 血液成分の有無、 タンパク質などを確認したり、 尿沈渣を顕微鏡で観察したりすることがあります。

尿検査は一つの項目だけを見るのではなく、
複数の結果と症状を合わせて考えます

尿の「濃さ」を見る、
尿比重

尿比重は、 尿がどの程度濃縮されているかを 知るための情報の一つです。

ただし、 一度の数値だけで 病気の有無を判断するものではありません。

飲水量や身体の状態なども含めて 評価されます。

「薄い」「濃い」だけで自己判断せず、
ほかの検査結果と一緒に確認します

よく聞く「尿pH」。
この数字だけで結石は決まりません

尿検査では、 尿が酸性寄りなのか アルカリ性寄りなのかを示す pHを確認することがあります。

尿pHは、 食事や採尿条件、 尿路の状態など、 さまざまな要因の影響を受けることがあります。

そのため、 一度のpHだけを見て 「この結石だ」 「この食事に変えればよい」 と決めることはできません。

尿pHは大切な情報の一つ。
でも、それだけが診断ではありません

尿沈渣では、
尿の中に何が見えているかを確認します

尿を顕微鏡で調べることで、 赤血球や白血球、 上皮細胞、 結晶などを確認することがあります。

こうした所見は、 炎症や出血、 尿路の状態などを考える 手がかりになります。

ただし、 一つの所見だけで 原因が確定するわけではありません。

尿に「結晶」があった。
それは「結石がある」と同じ?

尿検査で 結晶が確認されることがあります。

しかし、 尿中に結晶が見つかったことと、 膀胱などに結石が存在することは 同じ意味ではありません。

また反対に、 尿中に結晶が確認されなくても、 結石が存在する場合があります。

「結晶」と「結石」を、
同じものとして考えないことが大切です

膀胱炎=必ず細菌感染、
というわけでもありません

犬の膀胱炎では、 細菌感染が関係することがあります。

一方で、 膀胱炎という言葉は 膀胱に炎症がある状態を表すため、 原因を確認することが大切です。

細菌感染が疑われる場合には、 状況に応じて 尿培養検査などが検討されることがあります。

尿培養検査では、
細菌が関係しているかを詳しく調べます

尿培養では、 尿中で細菌が増殖するかを調べ、 必要に応じて どの抗菌薬が適している可能性があるかを 評価する検査が行われることがあります。

培養検査を行う場合には、 検査結果の信頼性を高めるために 採尿方法も重要になります。

「細菌がいそうだから薬」ではなく、
必要な検査を行って治療方針を考える場合があります

尿は、
どうやって採るの?

尿検査に使う尿は、 目的によって 採取方法が異なることがあります。

排尿中の尿を採取する方法。

動物病院でカテーテルを使用する方法。

膀胱へ針を刺して 尿を採取する膀胱穿刺などがあります。

どの方法を選ぶかは、 犬の状態や 何を調べたいのかによって異なります。

自宅で尿を持参するときは、
採り方・容器・保存・持参までの時間を 動物病院へ確認しておくと安心です

結石などが疑われる場合、
画像検査を行うことがあります

尿検査だけではなく、 X線検査や超音波検査などを使って 膀胱や尿路を確認することがあります。

結石の有無。

場所。

大きさや数。

膀胱壁の状態など、 治療方針を考えるための情報を 確認します。

X線と超音波。
どちらか一つだけとは限りません

結石には、 X線検査で確認しやすいものと、 そうでないものがあります。

超音波検査では、 膀胱内部や膀胱壁などについて 別の情報を得られることがあります。

そのため、 症状や疑われる病気に応じて 複数の検査を組み合わせることがあります。

「レントゲンに写らなかった=結石は絶対にない」
と家庭で判断しないことも大切です

「結石」と一言でいっても、
すべて同じではありません

犬の尿石には、 いくつかの種類があります。

代表的なものとして、 ストルバイトや シュウ酸カルシウムなどがありますが、 それ以外の種類もあります。

種類によって、 背景にある要因や 治療・再発予防の考え方が 異なる場合があります。

「結石ならこの食事」と、
種類を確認せず一括りにしないことが大切です

尿pHだけを見て、
結石の種類を決めない

「尿がアルカリ性だからこの結石」

「酸性だからこの結石」

と単純に判断することはできません。

尿検査、 結晶の所見、 画像検査、 感染の有無、 これまでの経過などを 総合して考えていきます。

pHを変えること自体を目的にせず、
まず診断を確認しましょう

結石を取り出した場合、
「何でできていたか」を調べることがあります

手術などで結石を取り出した場合や、 排出された結石を回収できた場合には、 結石の成分分析が行われることがあります。

実際の結石成分を確認することは、 その後の治療や 再発予防を考えるうえで 大切な情報になります。

「以前、結石だった」だけでなく、
種類が分かっているなら記録しておきましょう

診断を聞いたら、
ここまで確認しておきましょう

  • 膀胱炎なのか、結石があるのか
  • 細菌感染は確認されているのか
  • 結石がある場合、どこにあるのか
  • 結石の大きさや数はどうか
  • 結石の種類は分かっているのか、推定なのか
  • 薬は何のために使うのか
  • 食事について特別な指示があるのか
  • 水分についてどのような指示があるのか
  • 次の尿検査はいつ行うのか
  • 画像検査を再度行う必要があるのか
  • どんな症状が出たら早めに受診するのか
「膀胱炎」「結石」という病名だけでなく、
今この子に何が起きているのかまで確認しましょう

尿検査の結果は、
後から比較できるように残しておきましょう

膀胱炎や尿石症では、 一度の治療だけではなく、 その後も尿の状態を 確認していくことがあります。

そのため、 検査を受けた日。

尿pH。

尿比重。

結晶について説明された内容。

細菌感染の有無。

結石の有無・場所・大きさ。

処方された薬。

食事について受けた指示。

次回の検査予定。

こうした情報を 一緒に残しておくと、 次回との比較がしやすくなります。

「前回はどうだった?」を確認できることが、
長く経過を見るときに役立ちます

一度の検査で大きな異常がなくても、
症状が続くなら再び相談を

検査結果と、 ご家庭でみられる症状が 必ずしも一度ですべて整理できるとは限りません。

血尿が続く。

何度も排尿姿勢をとる。

排尿時の違和感が続く。

症状を繰り返す。

こうした場合には、 「前回の検査は大丈夫だったから」 と長く様子を見続けず、 動物病院へ経過を伝えましょう。

「また同じ症状」が出たとき、
前回と同じ原因とは限りません

過去に膀胱炎や結石を経験した犬では、 同じような症状が出ると 「また同じ病気だろう」 と考えやすくなります。

しかし、 血尿や頻尿などは 複数の原因でみられる症状です。

また、 尿石が再びできた場合でも、 前回と同じ種類とは限りません。

過去の診断は大切な情報。
でも、今回の診断の代わりにはなりません

尿検査・画像検査。
ここまでで大切なこと

  • 症状だけで膀胱炎や結石と決めつけない
  • 家庭での排尿の変化も診察の大切な情報になる
  • 尿検査は複数の項目を組み合わせて評価する
  • 尿比重は尿の濃さを考える情報の一つ
  • 一度の尿pHだけで結石の種類を決めない
  • 尿沈渣では細胞や結晶などを確認することがある
  • 尿中の結晶と尿路にある結石は同じ意味ではない
  • 膀胱炎がすべて細菌感染によるものとは限らない
  • 細菌感染が疑われる場合は尿培養が検討されることがある
  • 検査目的によって採尿方法が異なることがある
  • X線や超音波などの画像検査を組み合わせることがある
  • 結石には複数の種類がある
  • 結石の種類によって治療や再発予防の考え方が異なる
  • 取り出した結石を分析することがある
  • 検査結果や治療内容を記録しておく
  • 同じ症状が再発しても前回と同じ原因とは限らない
大切なのは、
一つの数字や一つの検査結果だけで判断しないこと

症状。

尿検査。

画像検査。

感染の有無。

過去の経過。

そして、 今の愛犬の全身状態。

それらを組み合わせながら、 原因と治療方針を 獣医師と確認していきましょう。

膀胱炎・結石の治療は、
「みんな同じ」ではありません

血尿や頻尿など、 似た症状が出ていても、 原因は犬によって異なります。

細菌感染が関係しているのか。

結石があるのか。

結石があるなら、 どの種類が疑われるのか。

尿の通り道に問題がないか。

ほかの病気が関係していないか。

そうしたことを確認しながら、 その犬に必要な治療を考えていきます。

症状が似ていても、
治療まで同じとは限りません

抗菌薬は、
必要性を確認して使います

細菌による尿路感染症と診断された場合などには、 抗菌薬が処方されることがあります。

一方で、 排尿回数が多い、 血尿があるという症状だけで、 必ず抗菌薬が必要になるとは限りません。

検査結果や犬の状態をもとに、 獣医師が必要性を判断します。

薬を受け取ったら、
何のために使う薬なのか確認しておきましょう

症状がなくなっても、
自己判断で薬を中止しない

薬を使い始めて、 血尿や頻尿などが 早く改善することがあります。

しかし、 見た目の症状がなくなったことと、 治療が終了したことは 同じではありません。

反対に、 良くならないからといって 自己判断で量を増やしたり、 別の薬を使用したりすることも避けてください。

薬の追加・減量・中止は、
かかりつけの獣医師へ確認してください

結石が見つかったら、
種類・場所・大きさなどから治療を考えます

尿石が見つかった場合でも、 すべて同じ方法で 治療するわけではありません。

結石の種類。

ある場所。

大きさ。

数。

尿の流れを妨げていないか。

感染が関係していないか。

こうした情報と 犬の全身状態を合わせて 治療方法が検討されます。

「結石なら食事で溶かせる?」
すべての結石が同じではありません

尿石の種類によっては、 獣医師の管理のもとで 特定の食事療法が 治療の一部として検討されることがあります。

しかし、 すべての種類の結石が 食事によって溶解できるわけではありません。

また、 尿路閉塞など緊急性のある状態では、 食事だけで様子を見るべきではありません。

「結石=食事で溶かす」と
一括りにしないことが大切です

尿pHを見て、
自己流で食事を変えない

尿pHや結晶について調べると、 「尿を酸性に」 「尿をアルカリ性に」 といった情報を目にすることがあります。

しかし、 尿石の種類や犬の状態を確認せず、 pHだけを目的として 食事やサプリメントを変更することは 避けましょう。

食事を変える前に、
「何を治療・予防するための食事なのか」を確認

尿路の健康を考えるとき、
水分摂取も大切なポイント

尿路の状態によっては、 水分摂取を確保することが 管理の一部として重要になることがあります。

ただし、 必要な水分量や 食事との組み合わせは、 犬の健康状態によって異なります。

特に持病がある場合などは、 かかりつけの獣医師から 水分について指示を受けているか 確認してください。

「もっと水を飲んでほしい」とき、
まず飲みやすい環境を確認

水分摂取について 獣医師から制限を受けていない場合には、 水へアクセスしやすい環境か 見直してみましょう。

  • いつでも新鮮な水を飲めるか
  • 水入れが愛犬の行きやすい場所にあるか
  • 複数の生活場所があるなら水入れも増やせるか
  • 器の高さや形が飲みにくくないか
  • シニア犬が水場まで無理なく移動できるか
「飲ませる」だけでなく、
自分から飲みやすい環境をつくることも大切です

おしっこを長時間我慢していない?
排尿できる機会も見直しましょう

犬によっては、 外へ出たときにしか 排尿しない生活になっていることがあります。

仕事や外出などで 散歩と散歩の間隔が長くなれば、 排尿を長時間我慢している場合もあります。

泌尿器の状態に不安がある犬では、 排尿機会についても 獣医師と相談しておくとよいでしょう。

「何回が正解」と一律に決めるのではなく、
愛犬が無理なく排尿できる生活を考えます

室内トイレを使う犬では、
「行きやすさ」も確認

シニア犬や足腰に不安がある犬では、 トイレまでの移動そのものが 負担になることがあります。

トイレまで遠すぎないか。

滑る床を通らなければならないか。

高い段差を越える必要がないか。

トイレの場所が落ち着かない環境ではないか。

こうした点も見直してみましょう。

「排尿できる場所がある」だけでなく、
そこまで無理なく行けることも大切です

散歩は運動だけでなく、
排尿の様子を確認できる時間でもあります

外で排尿する犬では、 散歩中の様子から 変化に気づくことがあります。

いつもより何度も排尿姿勢をとる。

1回の尿量が少ない。

排尿に時間がかかる。

排尿後も落ち着かない。

こうした変化があれば、 帰宅後も様子を見て 必要に応じて動物病院へ相談しましょう。

シニア犬の「トイレが近くなった」。
年齢だけのせいにしない

年齢を重ねると、 生活リズムや排尿の様子に 変化が出ることがあります。

しかし、 排尿回数の増加や 尿量の変化、 飲水量の増加などには、 身体の状態が関係していることもあります。

急にトイレの失敗が増えた。

夜中にも何度も排尿する。

水を飲む量が明らかに増えた。

そんな変化があれば、 「高齢だから仕方がない」 だけで終わらせず、 獣医師へ伝えてみましょう。

一度よくなったあとも、
再発予防は「原因に合わせて」

膀胱炎や尿石症は、 状況によって 再び症状がみられることがあります。

ただし、 再発予防の方法も すべての犬で同じではありません。

細菌感染が関係していたのか。

どの種類の結石だったのか。

食事療法が必要なのか。

定期的な尿検査が必要なのか。

画像検査で経過を見るのか。

それぞれを確認しながら、 その子に合った再発予防を考えます。

前回うまくいった方法を、
診断を確認せず繰り返さないことも大切です

治療と家庭でのケア。
ここまでで大切なこと

  • 膀胱炎・結石の治療は原因によって異なる
  • 膀胱炎だから必ず抗菌薬とは限らない
  • 処方薬を自己判断で追加・減量・中止しない
  • 結石は種類・場所・大きさなどで治療方針が異なる
  • すべての結石が食事で溶解できるわけではない
  • 尿pHだけを目的に自己流で食事を変更しない
  • 水分摂取について愛犬に合った方法を考える
  • 新鮮な水へアクセスしやすい環境を整える
  • 排尿を長時間我慢していないか生活を見直す
  • 室内トイレまで安全に移動できるか確認する
  • 散歩では排尿回数や量、姿勢も観察する
  • シニア犬の排尿変化を年齢だけのせいにしない
  • 再発予防も前回の診断ではなく今の状態に合わせて考える
  • 必要な尿検査・画像検査を継続する
再発予防で大切なのは、
「何か一つを続ければ安心」と考えないこと

水分。

排尿機会。

食事。

尿検査。

必要に応じた画像検査。

そして、 ご家庭で気づく毎日の変化。

それぞれを組み合わせながら、 愛犬の状態に合った管理を 続けていきましょう。

膀胱炎・結石と食事。
まず「診断」を確認するところから

おしっこのトラブルがあると、 「何を食べさせればいい?」 と食事が気になると思います。

しかし、 食事を考える前に確認したいのが、 今の診断です。

細菌感染があるのか。

結石があるのか。

結石があるなら、 種類は分かっているのか。

治療目的の食事が必要なのか。

再発予防を目的とした食事なのか。

食事は「膀胱炎・結石」という名前だけで決めず、
今の状態と治療目的に合わせて考えます

獣医師から療法食を指示されたら、
「何のための食事か」を確認

尿石の種類や状態によっては、 特定の目的で設計された食事が 治療や再発予防の一部として 指示されることがあります。

その場合には、 「尿石があるから」 ということだけでなく、 何を目的として その食事を使うのかを 確認しておきましょう。

  • 治療目的なのか、再発予防目的なのか
  • どのくらいの期間続けるのか
  • おやつやトッピングを加えてよいのか
  • ほかのフードと混ぜてよいのか
  • 次の尿検査はいつ行うのか
  • 食事を変更する判断はいつ行うのか

尿の状態が良くなっても、
自己判断で食事を元に戻さない

血尿や頻尿がなくなると、 「もう普通の食事に戻してよいのでは?」 と思うことがあります。

しかし、 症状が見えなくなったことと、 尿や結石の状態が すべて改善したことは同じではありません。

療法食を使用している場合には、 次の検査結果や獣医師の指示を確認してから 食事を変更しましょう。

「症状がない=治療終了」とは限りません。
食事の変更時期も獣医師へ確認しましょう

主食だけではなく、
おやつ・トッピングも「食事の一部」です

療法食をきちんと与えていても、 おやつやトッピング、 人の食べ物などを 日常的に加えている場合があります。

治療目的で食事内容が 調整されている場合には、 追加する食品によって 食事全体の設計が変わる可能性があります。

獣医師へ食事を伝えるときは、
主食だけでなく「口にしているもの全部」を

フード。

おやつ。

トッピング。

サプリメント。

家族からもらっている食べ物。

できるだけ一緒に伝えましょう。

水分をとる方法は、
水を飲むことだけではありません

犬が摂取する水分には、 飲み水だけでなく 食事に含まれる水分もあります。

犬の状態や治療方針によっては、 食事から摂る水分についても 獣医師と相談できる場合があります。

ただし、 「水分が多ければ多いほどよい」 と一律に考えるのではなく、 持病や治療内容も含めて その子に合った方法を考えましょう。

飲み水+食事からの水分。
愛犬が無理なく続けられる方法を考えます

ウェットフードを使う場合も、
「水分が多いから」だけで選ばない

ウェットタイプの食事は、 一般にドライフードより 水分を多く含みます。

そのため、 食事からの水分摂取を考える際に 選択肢になることがあります。

ただし、 尿石の治療や再発予防で 食事内容について指示を受けている場合には、 水分量だけで別のフードへ 変更しないでください。

「ウェット=尿石に良い」と
一律に考えないことも大切です

サプリメントやハーブも、
治療とは分けて考えます

泌尿器の健康を意識した サプリメントや食品、 ハーブなどを 目にすることがあります。

しかし、 これらは膀胱炎や尿石症の診断、 尿路閉塞への対応、 必要な薬や処置の 代わりになるものではありません。

また、 使用中の薬や療法食、 持病などによっては、 新しい食品やサプリメントを追加する前に 確認した方がよい場合があります。

「食品だから治療と関係ない」
「自然のものだから必ず安全」 とは限りません

使用を考えているものがあれば、 かかりつけの獣医師へ伝えておきましょう。

泌尿器だけでなく、
身体全体の状態も見ていきます

長期的な健康管理では、 尿だけを見るのではなく、 体重やBCSなど 身体全体の状態を確認することも大切です。

特に、 食事内容を変更したあとには、 体重が大きく増減していないかも 見ておきましょう。

シニア犬では、 体重だけでなく 筋肉量の変化にも注意します。

家庭で尿pHを測る場合も、
数字だけを追いかけない

ご家庭で尿pHを確認している方も いらっしゃると思います。

記録として役立つ場合はありますが、 一回の数字だけで 食事や治療を変更することは避けましょう。

また、 pHが目標とする範囲に見えていても、 結石や炎症などが 必ずないとは言えません。

家庭で測る数字は「記録」。
診断や治療変更は獣医師と確認します

症状がなくても、
再検査が必要になることがあります

血尿や頻尿などがなくなり、 元気に過ごしていると、 「もう検査しなくてもよいのでは?」 と思うことがあります。

しかし、 治療内容や結石の種類、 再発歴などによっては、 症状がない時期にも 尿検査や画像検査が 必要になることがあります。

診察が終わったら、
「次はいつ確認するか」まで聞いておきましょう

また血尿や頻尿が出たら、
前回の薬や食事だけで対応しない

同じような症状が再び出ると、 前回の治療を思い出すと思います。

しかし、 今回も同じ原因とは限りません。

残っていた薬を自己判断で使ったり、 以前の療法食へ自己判断で切り替えたりする前に、 今の状態を確認してもらいましょう。

「前回と同じ症状」でも、
「前回と同じ原因」とは限りません

再発かな?と思ったときも、
「尿が出ない」は別に考えます

以前にも膀胱炎や結石があった犬が、 何度も排尿姿勢をとると、 「また膀胱炎かな」 と思うかもしれません。

しかし、 尿が出ていない、 またはほとんど出ていない場合には、 尿路閉塞など緊急性の高い状態の可能性があります。

排尿姿勢を繰り返すのに
尿が出ない・ほとんど出ない場合は、
自宅で食事や水分を工夫して様子を見続けず、 動物病院へ連絡してください

長く管理するときは、
「おしっこ日誌」が役立ちます

毎日細かく記録する必要はありません。

気になる変化がある時期や、 治療・食事を変更した時期だけでも、 同じ項目を残しておくと 比較しやすくなります。

  • 日付
  • 排尿回数
  • 1回の尿量の印象
  • 尿の色
  • 排尿姿勢や力み
  • 飲水量の変化
  • 食欲・元気
  • 薬を使用したか
  • 食事を変更した日
  • 検査を受けた日と結果
完璧な記録より、
前回と比べられる記録を残しましょう

食事と長期管理。
ここまでで大切なこと

  • 食事は病名だけでなく診断と目的を確認して考える
  • 療法食を使う理由と期間を獣医師へ確認する
  • 症状が消えても自己判断で療法食を中止しない
  • おやつ・トッピングも食事全体の一部として考える
  • 食事から摂る水分も含めて水分摂取を考える
  • ウェットフードも水分量だけを理由に自己判断で変更しない
  • サプリメントやハーブを治療の代わりにしない
  • 新しい食品やサプリメントは必要に応じて獣医師へ確認する
  • 体重・BCS・筋肉量など身体全体の状態も見る
  • 家庭で測った尿pHだけで食事や治療を変更しない
  • 症状がなくても必要な再検査を続ける
  • 再発時に残っている薬を自己判断で使用しない
  • 同じ症状でも前回と同じ原因とは限らない
  • 尿が出ない・ほとんど出ない場合は緊急性を考える
  • 家庭では前回と比較できる記録を残す
長く付き合うときに大切なのは、
「食事だけ」「pHだけ」を見ることではありません

おしっこの状態。

水分摂取。

排尿できる環境。

食事。

体重や身体の状態。

定期的な検査。

そして、 飼い主様だから気づける 毎日の小さな変化。

それらを一緒に見ながら、 愛犬に必要な管理を 続けていきましょう。

診断を受けたら、
獣医師に何を聞いておけばいい?

「膀胱炎です」 「結石があります」 と説明を受けても、 ご家庭へ戻ってから 新しい疑問が出てくることがあります。

分からないことは、 一つずつ確認しておきましょう。

  • 今回の症状の原因は何と考えられていますか?
  • 細菌感染は確認されていますか?
  • 結石はありますか?
  • 結石がある場合、場所・大きさ・数はどうですか?
  • 結石の種類は確定していますか?推定ですか?
  • 今使う薬は何のための薬ですか?
  • 薬はいつまで使いますか?
  • 食事療法は必要ですか?
  • おやつやトッピングに制限はありますか?
  • 水分について注意することはありますか?
  • 次の尿検査はいつですか?
  • 画像検査で経過を見る必要がありますか?
  • どんな変化があれば早めに受診すべきですか?
病名だけでなく、
「今後どう管理するか」まで確認しておきましょう

再診するときは、
家庭での変化も大切な診療情報

診察室では、 普段のおしっこの様子を そのまま確認できるとは限りません。

だからこそ、 ご家庭での記録が役立ちます。

  • 排尿回数がどう変わったか
  • 1回の尿量がどう変わったか
  • 血尿があったか
  • 排尿時に力んでいないか
  • 何度も排尿姿勢をとっていないか
  • 飲水量に変化がないか
  • 食欲や元気はどうか
  • 薬をいつから使っているか
  • 食事を変更した日
  • 気になる写真や動画
「最近なんとなく違う」から、
「何がどう変わったか」へ

完璧な記録でなくても、 前回と比較できれば 診察時に伝えやすくなります。

「治療中の毎日の食事、どうしよう?」
そんなときは一緒に整理できます

動物病院で診断を受けても、 ご家庭へ戻ると 食事について迷うことがあります。

「療法食を指示されたけれど、 おやつはどうしたらいい?」

「今まで食べていたものを どこまで続けていい?」

「水分も意識したいけれど、 毎日の食事をどう組み立てればいい?」

そんな日々の食事については、 BIGWOODのコンシェルジュへ ご相談いただけます。

獣医師から受けている診断・治療方針・食事指示を大切にしながら、
毎日の食事を一緒に整理します

年齢。

体重。

現在食べている主食。

おやつ。

トッピング。

サプリメント。

水分のとり方。

そして、 動物病院から受けている食事についての指示。

そうした情報を確認しながら、 毎日の食生活を 一緒に整理していきます。

受付時間 10:00〜17:00

BIGWOODができることと、
動物病院で確認することを分けます

BIGWOODのコンシェルジュは、 毎日の食事選びについて 一緒に整理することができます。

一方で、 膀胱炎や尿石症の診断、 結石の種類の判断、 尿検査結果の医学的評価、 薬の変更、 治療方針の決定は行いません。

診断・検査・薬・治療は獣医師へ。
毎日の食事で迷ったときはBIGWOODへ

それぞれの役割を分けながら、 愛犬の生活を支えていくことを大切にしています。

今日からできること。
おしっこを「健康情報」として見る

毎回細かく記録する必要はありません。

普段のおしっこの状態を なんとなくでも知っておくと、 変化に気づきやすくなります。

  • いつもの排尿回数
  • 1回に出る量の印象
  • 尿の色
  • 排尿にかかる時間
  • 力んでいないか
  • 水を飲む量
  • トイレの失敗が増えていないか
  • 食欲
  • 元気
「異常を探す」のではなく、
普段の愛犬を知っておくことから始めましょう

もう一度確認。
「尿が出ない」は様子見しない

何度も排尿姿勢をとる。

力んでいる。

でも、 尿が出ていない。

または、 ごく少量しか出ていない。

こうした場合には、 尿路が閉塞している可能性があります。

尿が出ない・ほとんど出ない場合は、
次の診療日まで待たず、 動物病院へ連絡してください

元気がない、 嘔吐している、 食欲がない、 苦しそう、 お腹を痛がるように見えるなどの変化があれば、 より緊急性が高い可能性があります。

医療上の大切なご案内

このページは、 犬の膀胱炎・尿路結石などについて 一般的な情報を分かりやすく整理したものです。

血尿、 頻尿、 排尿時の違和感、 尿量の変化などには、 さまざまな原因があります。

ご家庭だけで原因を診断したり、 結石の種類を判断したりせず、 症状がある場合には 動物病院へご相談ください。

処方された薬を 自己判断で追加・減量・中止したり、 残っている薬を再使用したりしないでください。

また、 食品・療法食・サプリメント・ハーブなどを 必要な治療の代わりとして使用したり、 獣医師から受けている治療や食事指示を 自己判断で変更したりしないでください。

犬の膀胱炎・結石。
最後に大切なことを整理します

  • 血尿・頻尿だけで原因を決めつけない
  • 排尿回数と1回の尿量を一緒に見る
  • 排尿姿勢や力み方も大切な情報になる
  • 尿の色やにおいだけで診断しない
  • 飲水量の変化も一緒に確認する
  • 尿が出ない・ほとんど出ない場合は様子を見続けない
  • 尿pHだけで結石の種類を判断しない
  • 尿中の結晶と尿路にある結石は同じ意味ではない
  • 結石には複数の種類がある
  • 膀胱炎がすべて細菌感染によるものとは限らない
  • 処方薬を自己判断で変更しない
  • すべての結石が食事で溶解できるわけではない
  • 療法食は目的と期間を確認して使用する
  • おやつやトッピングも含めて食事全体を見る
  • 水分摂取と排尿しやすい生活環境も考える
  • シニア犬の排尿変化を年齢だけのせいにしない
  • 症状がなくても必要な再検査を続ける
  • 再発時も今回の原因を改めて確認する
  • 家庭では前回と比較できる記録を残す
見るのは「尿」だけではありません。
愛犬全体を見ながら考えていきます

おしっこ。

水を飲む量。

食事。

体重。

元気。

食欲。

そして、 いつもの愛犬との違い。

それらを一緒に見ながら、 必要なときには獣医師へつなぎ、 毎日の生活を整えていきましょう。

最後に。
毎日のおしっこだからこそ、気づけることがあります

おしっこは、 毎日の生活の中で 飼い主様が見ることのできる 身体からの情報の一つです。

いつもと同じように出ているか。

痛そうではないか。

何度もトイレへ行っていないか。

水を飲む量は変わっていないか。

元気に過ごしているか。

その小さな変化に気づけるのは、 毎日そばにいる飼い主様です。

「いつもと少し違う」
その気づきを大切にしてください

必要な医療は動物病院へ。

毎日の食事で迷ったときは、 BIGWOODも一緒に考えます。

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